PERFECTプロテストに合格した今の正直な気持ち

4回目の実技挑戦でやっと合格した瞬間の感情は、「やっと受かった。プロを名乗れるぞ!」でした。頭が真っ白になって、シビれる感覚というか。本当に嬉しかったです。間違いなく達成感はありました。でもそれ以上に先に来たのは、「もっとうまくならなきゃダメだな。プロとして恥ずかしくないレベルに行かなくては」という責任感に近い感覚でした。

プロテストに受かったら何かが劇的に変わると思っていたわけではありませんが、それでもどこかで「人生が一段階上に進む瞬間」みたいなものを想像していた部分もありました。
実際には、日常は驚くほど変わりません。
今日もダーツを投げて、課題が見えて、思うようにいかない部分があって、練習して、また投げる。その繰り返しです。

ただ、ひとつだけ確実に変わったことがあります。
それは「自分が競技ダーツとどう向き合っているのか」を、もう誤魔化せなくなったということです。


PERFECTのプロテストは、「受かればプロを名乗れる」という意味で、コストパフォーマンスがいいと言われることがあります。
確かに制度上はその通りです。
でも、だからといって価値が低いとはまったく思いません。

なぜなら、あの試験は「ダーツの上手さ」だけでなく、「競技として向き合う姿勢」を問われる場だからです。

・自分のスコアを受け止めること
・ミスを言い訳しないこと
・緊張した状態で投げる自分をコントロールすること
・結果に責任を持つこと

それらをすべて含めて、プロテストだと感じました。

合格したからといって、急に強くなったわけでも、別人になったわけでもありません。
でも、「競技者としての自覚」は確実に一段階上がりました。プロなのに大したことないなって思われちゃダメだなと。


一方で、合格してから少し時間が経つにつれて、別の感情も出てきました。

それは「この肩書きに見合う自分でいられるのか」という不安です。

プロと名乗れるようになった瞬間から、自分はもう「挑戦者」ではなく、「競技者として見られる側」にもなります。
人に見られ、評価され、結果を期待される立場になる。

その重さを、合格後にじわじわ実感しました。

正直なところ、
「自分はまだプロと胸を張れるほど完成された選手なのか?」
と問われたら、迷いなく「はい」とは言えません。

でも、それでいいとも思っています。

完成されていないからこそ、
この立場で成長していく意味がある。
プロとは、完成形ではなく「成長を止めない人間の呼び名」だと、今は思っています。


このブログのタイトルを
「プロの入口から見るダーツの世界」
としたのは、まさにこの感覚があるからです。

プロテストに合格した瞬間、
ゴールに着いたのではなく、
競技ダーツという世界の「入口」に立った。

今はその実感の方が圧倒的に強いです。

ここから先は、

・試合に出る
・負ける
・勝つ
・恥ずかしい内容の試合も経験する
・伸び悩む時期も来る
・「プロなのに」と言われる場面もある

そういう全部を含めての競技人生が始まります。

合格した瞬間よりも、
むしろこれからの方が怖くて、面白くて、現実的です。


よく「普通の人でもプロになれるなら、価値が下がるんじゃないか」と言われます。
でも私は、むしろ逆だと思っています。

特別な才能を持った一部の人だけの世界なら、
そこに多くの人は共感できません。

でも、

・仕事をしながら
・家庭がありながら
・時間をやりくりしながら
・悩みながら
・少しずつ上達して

それでもプロテストに届く。

その現実こそが、競技ダーツの価値だと思います。

「普通の人がプロになれる」というのは、
価値が低いのではなく、
“競技としてちゃんと開かれている”という証明です。


ただし、誤解してほしくないのは、
「簡単にプロになれる」という意味ではありません。

練習は必要です。
積み重ねは必要です。
メンタルの調整も必要です。
そして何より、「やめないこと」が必要です。

才能よりも、継続力の方がずっと重要です。

このブログでは、
その現実を誤魔化さずに書いていきたいと思っています。

キラキラした成功談だけではなく、

・伸びない時期
・自信を失う瞬間
・結果が出ない焦り
・「向いていないのでは」と思う夜

そういう部分も含めて、
競技ダーツの姿だと思うからです。


合格して、少し冷静になった今、
自分が一番強く感じているのは、

「この立場で、ちゃんと成長し続けたい」

という気持ちです。

プロを名乗ること自体が目的ではありません。
プロであり続ける姿勢を持つことが目的です。

だからこそ、
PERFECTに合格して終わりではなく、
JAPANのプロテストにも挑戦しようと決めました。

別の基準、別の難しさ、別の世界。
そこに自分がどこまで通用するのかを、
逃げずに確かめたいと思ったからです。


このブログは、
「成功者が上から語る場所」にはしません。

プロテストに合格した今も、
自分はまだ途中の人間です。
迷っているし、悩んでいるし、
伸びしろだらけです。

だからこそ、

・これから競技を始める人
・プロテストに興味がある人
・自分には無理だと思っている人

その人たちの少し前を歩く存在として、
正直な記録を残していきたいと思っています。


PERFECTプロテストに合格した今の気持ちは、

誇りと不安が半分ずつ。
達成感と責任が半分ずつ。
喜びと覚悟が半分ずつ。

そして一番強いのは、

「ここからが本番だな」

という感覚です。

このブログは、
その“本番の始まり”を記録する場所です。

プロの完成形ではなく、
プロの入口に立った人間の、
不器用で、地味で、でも本気の挑戦を、
そのまま残していこうと思います。

それが、
このブログの存在理由であり、
自分がプロを名乗る意味だと、
今はそう思っています。

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